2019年4月29日 (仮訳)カナリア諸島産の地衣類の新種、Tephromela follmannii Pérez-Vargas, I. et al, 2010. Tephromela follmannii (lichenized Ascomycota), a new species from the Canary Islands. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000112/00000001/art00004 [Accessed April 29, 2019] 【R3-06171】2019/4/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ カナリア諸島において玄武岩に発生した地衣の一種を検討し、Tephromela follmanniiとして新種記載した。 本種は中標高~高標高に分布し、地衣体が帯灰クリーム色で厚く、小区画状~水疱状から疣状であり、子器が黒色であることなどで特徴づけられた。 本種はアレクトロン酸など、未知成分を含む多様な地衣成分を含んでいた。 Spain, Canary Islands, Tenerife, ‘Tiro del Guanche’, El Teide National Park (新種) Tephromela follmannii Pérez-Vargas, Hern.-Padr. & Elix 語源…ドイツの地衣学者、Gerhard Follmann博士に献名 【よく似た種との区別】 Tephromela atra(クロイボゴケ) 岩上生地衣である 地衣体が疣状 本種より地衣体が薄い 本種より子実層が薄い 本種ほど地衣成分が複雑でない Tephromela stenosporonica 形態的に類似している 本種と異なりカナリア諸島ではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なり小区画の畝および縁部に沿って粉霜を伴う 本種と地衣成分の種類が異なる Tephromela priestleyi 子実層の形態が類似している 子嚢の形態が類似している 子嚢胞子の形態が類似している 地衣成分としてアトラノリンを含む 本種と異なりカナリア諸島ではなく南極などに分布する 本種と異なり地衣体が小区画状~水疱状から疣状ではなく小鱗片状~鱗殼状 本種より子器のサイズが大きい 本種と異なり地衣成分が複雑なのではなく1種類のみである